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2023年入社
T. S. (フィールドサービスエンジニア)
航空整備科 卒業

エンジニアの経験を生かした新しい挑戦がしたいと、2023年に航空機整備の世界からロシュ・ダイアグノスティックスに転職。前職で培った技術で命を守るという思いを、今度は医療の世界に移して、技術でお客様や患者さんのために奮闘中。

共通するのは技術で命を守ること

子どもの頃から機械が好きで、自作パソコンや車のメカに興味がありました。機械に関する最高峰の技術を身につけたいという思いから、航空関連の学校に入学し、飛行機の整備に携わる資格を取得しました。国際貨物専門の航空会社に入社後は一等航空整備士の資格を取得し、貨物用ジャンボジェット機の航空整備士として、飛行機の離着陸に際して必須の飛行前点検、定時整備、不具合が発生した際の修復作業などの整備業務に携わってきました。単にメカとして高度であるだけではなく、ネジ1本の締め忘れが人の命に関わる世界で、整備をした後にその作業が適切かどうかを確認してパイロットに引き渡す業務など、一通り経験したと感じた時、新しい世界に挑戦してみたいという思いに火が着きました。そして転職エージェントから紹介されたのがロシュのフィールドサービスエンジニア職でした。

畑違いの分野ですが、ロシュはヘルスケアの研究開発費で世界を牽引する存在なので、新しいことに挑戦できるチャンスが多いのではないか。検査と航空業界とは、技術によって人の命を守るという点で共通するものがあります。検査の知識はありませんでしたが、これまで高い技術を習得してきた自分の力を信じて、この世界に飛び込む決意をしました。

多種多様な装置を扱えるのが仕事の醍醐味

担当となったフィールドサービスエンジニアは、病院や検査センターが購入した機器を納入時に設置したり、定期点検や不具合対応を行う業務を担っています。入社後にはそれぞれの装置ごとに社内でトレーニングを受けて、認定を受けた装置のメンテナンスを行うことができます。生化学、免疫、病理などさまざまな種類の装置があるばかりでなく、診断薬の原理など覚えるべきことも多いのですが、いろいろな機械を扱えるのは楽しい以外の何物でもありません。検査装置の内部には航空機でも使われる部材が多数あり、機構についても共通していて応用が利く面が多く、また、航空機で学んだ流体、空力、電気、デジタルなどの理論も活かすことができています。

しかし、現場で発生した不具合は、すぐに原因がわかるものばかりではありません。その場で機械を修復できずお客様からお叱りを受けた経験もあります。ハードだけではなくソフトや診断薬に関わるケースでは、経験豊富な先輩でも会社に持ち帰ることがあったり、フィールドサイエンティストと一緒に原因究明をすることもあります。また、社内で各機種の専門家が集結する部署に問い合わせをしたり、時にはグローバルチームとやりとりすることもあり、そこで装置の不具合が判明したこともありました。こうした全社規模のサポート体制が充実していることが大きな安心材料で、問題を一人で抱え込まないように心がけています。

各業界からの転職者が多いのが安心材料

技術の習得に励む一方で、即戦力として独り立ちできるように、先輩社員に積極的に同行し、実務を学んできました。もちろん未経験の業界なので、病院や施設のルールなど初めてのことに戸惑いながらも、一つひとつ習得する必要がありました。お客様に対しては、営業やフィールドサイエンティストとチームを組んで対応しているため、情報共有も不可欠です。定期点検をしている際にお客様からの声を拾って、それをチームで共有してサービス向上につなげることもあります。また、お客様が装置を通じて何に困っているか、ロシュにどんな期待をしているのかを把握するのも大切で、そこでのコミュニケーションの取り方も学んでいる最中です。

そんな私にとって安心材料となったのは、中途入社の社員が多いため馴染みやすかったこと。自分と同じような年齢や境遇の人たちが、家電、自動車、エレベーター、検査装置など、多種多様な業界で培った強みを活かして活躍していることは、心強い限りです。仕事で大切にしているのは、お客様第一という思い。機械の不具合によって検査に支障が出れば、検査スタッフだけではなく、データをもとに診断するお客様や、診断を受ける患者さんにも大きな影響を与えかねません。人の命に関わる点は前職と同じです。また、毎年、発売される新しい機種の技術を極めれば、入社して経験の浅い自分でもその先駆者になるチャンスがあります。この仕事は決して簡単なことばかりではありませんが、思い切り挑戦ができることに心が躍っています。

ONE DAY SCHEDULE

9:00

出勤

この日は装置の定期点検のために自宅から直接施設を訪問。

11:00

定期点検

定期部品交換等を終えた後で、機器が正常に動くかどうかをチェックし、異常などがないか確認する。

13:00

ランチ

行きつけのお店でランチ。カロリー高めのものが好きで、この日はカツ丼。

15:00

機器チェックの結果の確認

機器チェック結果の確認後、点検後の計測を実施する。

17:00

報告書の作成

計測値の確認をしたら、その場で報告書を作成し、お客様への結果報告を行う。

18:00

帰宅

訪問先から直接帰宅することも多い。

さらに詳しく

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