本資料はロシュ・ダイアグノスティックスの親会社であるF. ホフマン・ラ・ロシュ社が2024年7月29日（スイス現地時間）に発表した英文プレスリリースを一部抜粋した抄訳版です。この資料の正式言語は英語であり、表現や内容については英語の原文が優先されます。（記述される製品には日本未発売の製品も含まれています。）
原文は下記URLよりご参照ください。
ルミラ・ダイアグノスティクス（Dx）のポイント・オブ・ケア技術の買収に必要な競争法および規制当局の許可をすべて取得
ルミラDxの革新的なポイント・オブ・ケア・ソリューションは、今後ロシュの生化学、免疫、凝固、遺伝子、そして複数の疾患領域にわたる検査のポートフォリオを補完
ルミラDxの統合により、ロシュは世界中のあらゆるプライマリ・ケア現場で検査へのグローバルなアクセスを拡大する分散型*ソリューションを提供する、という大きなこころざしをさらに強化
2024年7月29日（スイス現地時間）、F.ホフマン・ラ・ロシュ社（以下、ロシュ）は本日、ルミラ・ダイアグノスティクス（Dx）のポイント・オブ・ケア技術の買収を完了したと発表しました。本買収に関して必要となる、競争法および規制当局の許可はすべて取得しています。ロシュは今後、同社の革新的なマルチアッセイ・ポイント・オブ・ケアプラットフォームと、関連する研究・開発、経営および営業拠点を、ロシュのグローバル組織に完全に統合することに着手します。
本買収によって、ロシュは、幅広い免疫学的検査と生化学検査を1台で実施できる使いやすいプラットフォームを持つことになり、診断のポートフォリオを補完します。また将来的には、遺伝子検査への展開も視野に入れています。この革新的なソリューションにより、ロシュは分散型患者ケアにおけるサービスをさらに拡大し、タイムリーで実用的な検査結果へのグローバルアクセスを促進できます。
ロシュ・ダイアグノスティックスのCEO マット・ソースは次のように述べています。「検査へのアクセスは、世界中で医療を提供するために極めて重要です。ルミラDxのプラットフォームと技術は、特にプライマリ・ケアや中低所得国などの環境において、検査の有効性を拡大するのに役立つと確信しています。」
ルミラDxの最高経営責任者（CEO）であるヴェロニク・アメアイ氏は「ロシュ・ダイアグノスティックスの一員として、私たちの旅を続けられることを心から嬉しく思います。ロシュのネットワークに不可欠な一員となることで、当社のポイント・オブ・ケア技術の可能性を最大限に引き出し、世界中の地域医療への患者アクセスを向上させる道が開かれます。私たちは、患者さんにさらなる大きなインパクトをもたらすために共同で努力し、共に次の章を作り上げて行くことを楽しみにしています」と述べています。
ロシュは、2023年末にルミラDxのポイント・オブ・ケア技術を買収する契約を締結したと発表しました。
*（訳注）分散型：医療施設内でのケアに限定されることなく、デジタル技術を活用して患者さんの自宅など医療施設以外の場所でもケアがされること。
この買収の一環として、ロシュはビル＆メリンダ・ゲイツ財団との提携を継続し、革新的で迅速なポイント・オブ・ケアの遺伝子結核検査の開発を通じて、同プラットフォームの遺伝子検査能力をさらに拡大していきます。
現在においても、結核と診断されず、その結果未治療のままである人々が世界で400万人以上いると推定されています[1]。遠隔地でポイント・オブ・ケア検査を提供するのに理想的な、より低コストのソリューションによって、この検査は世界的な流行抑制目標を達成するために、より良い結核の検出と治療を可能にすることを目指します。
注：[1] World Health Organization (WHO) Global Tuberculosis Report 2022. Accessed 30 May 2024. https://www.who.int/teams/global-tuberculosis-programme/tb-reports/global-tuberculosis-report-2022
広報（報道関係者向け）
本ウェブサイトでは、幅広い利用者を対象とした製品情報を掲載しています。お住まいの国では利用できない製品、もしくは認可を受けていない製品の詳細情報が掲載されている場合もあります。それぞれの居住国における正 当な法的手続や規制、登録、慣習法を満たしていない可能性のある情報の閲覧に関しては、当社は一切の責任を負いません。