ロシュと日立ハイテク、提携契約を延長合意 46年間のパートナーシップを拡大し、診断検査事業の更なる飛躍を目指す

本資料はロシュ・ダイアグノスティックスの親会社であるF.ホフマン・ラ・ロシュ社が2024年5月27日(スイス現地時間)に発表した英文プレスリリースの翻訳版です。この資料の正式言語は英語であり、表現や内容については英語の原文が優先されます。(記述される製品には日本未承認品の製品も含まれています)

ロシュと日立ハイテク、提携契約を延長合意 46年間のパートナーシップを拡大し、診断検査事業の更なる飛躍を目指す

  • 新たなパートナーシップは、クラス最高のエンジニアリング能力と最先端の科学を組み合わせ、世界中の顧客と患者さんに新しいソリューションを提供することを加速

  • 新製品cobas® c703 、ISE neo、およびcobas® Mass Specの導入は、継続的なイノベーションに対するパートナーシップの貢献を示す

  • 新たな10年契約は、患者さんのための継続的かつ社会システムレベルでのイノベーションへ向けて、パートナーシップをさらに強化

2024年5月27日(スイス現地時間)、F.ホフマン・ラ・ロシュ社(以下、ロシュ)は、ロシュと株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)が、両社の提携契約を10年間延長することで合意したと発表しました。ロシュが長年培ってきた体外診断薬での優れたイノベーション、そして日立ハイテクの信頼性と堅牢性に優れた装置を融合させ、パートナーシップのさらなる強化をめざしていきます。

両社はこれまで、重要なイノベーションをもたらし、業界をリードする体外診断ソリューションの道を開いてきました。世界初の統合型自動分析装置による臨床検査室の革新から、免疫自動分析装置まで、この提携は、画期的なイノベーションを生み出し、検査室と医療システムの課題を解決し、患者さんが必要とするケアの提供を可能にしました。

ロシュ・ダイアグノスティック・ソリューションズのヘッドであるパラニ・クマレサン(Palani Kumaresan)は、次のように述べています。「この新しい合意により、ロシュと日立ハイテクが医療技術の限界を押し広げ、患者ケアを変革し続けることができることを喜ばしく思っています。両社によって、現在、世界中に84,000台以上もの診断プラットフォームが稼働しています。これは、検査のスピードと規模をお客様に提供し、患者ニーズにより良く応える助けとなっています」

「日立ハイテクとロシュは、これまで新規技術に果敢に挑戦し、体外診断の領域の拡大に努めてきました。この契約更新は、今後の体外診断の領域に対する両者のグローバル市場に対するコミットメントを示すものです。引き続き、両者で協力して医療における体外診断の有用性の拡大を図ってまいります。」と、株式会社日立ハイテク執行役員ヘルスケア事業統括本部診断システム事業部長 坂詰 卓氏は述べています。

現在、毎年210億を超える検査がロシュのシステムで実施されています。今回の合意により、さらに増加すると予想されます。この既存のオペレーションの規模と範囲は、新しい検査と技術を世界中に迅速に提供することを可能にします。同時に、自動化されたプロセスは、人の介入を減らし、効率性、正確性、信頼性を向上させます。

今年の後半に、ロシュと日立ハイテクは、統合分析装置 cobas® pro用として、新しい分析装置 cobas® c 703とcobas® ISE neoを含む、新しいイノベーションを発表する予定です。検査室の処理能力を向上させ、世界中の何百万もの患者さんに正確でタイムリーな診断の提供に貢献します。また年末までに、新製品 cobas® Mass Specの導入によって、全自動の質量分析がルーチン検査に統合されるという、もう一つの重要な節目が訪れるでしょう。このゴールドスタンダードの技術は、さまざまな臨床応用において世界中の多くの人々に利用可能となるでしょう。

こうした革新的な取り組みは、診断の提供方法や場所を再定義し、世界中の医療システムの持続可能性と強靭性を向上させる役割を果たしています。この新たなパートナーシップは、ロシュと日立ハイテクが共有するビジョンを強化し、検査室で必要とされる効率性の提供、臨床医の意思決定支援、そして人々がより長く、より健康的な人生を送るために必要な迅速で信頼性の高い診断へのアクセスを可能にする、新たな技術の探求を目指しています。

【パートナーシップについて】

ロシュと日立ハイテクは、1978年以来、革新的な新しい診断法を必要とする人々に提供するために協力してきました。現在、この協力関係により、世界中に84,000台以上の分析装置が導入され、他に類を見ないグローバルな範囲を実現しています。

両社は、生化学、ISE、そして免疫自動分析装置を1つのシステムに統合した先駆的な統合型自動分析装置をはじめ、体外診断分野に数々のイノベーションをもたらしてきました。長年にわたるパートナーシップは、検査の革新に加え、診断における持続可能性の向上にも重点を置いています。次世代のシステムはプラスチック廃棄物を最大80%削減することが可能です。

ロシュと日立ハイテクは、今後も医療分野における課題を解決するために、体外診断分野のイノベーションを推進するというビジョンを共有して進めていきます。

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