大病院の中央検査室や検査センターなど、一日に多くの検査を行う検体検査室では、大量の検査をリアルタイムで実施できる自動分析装置が主に採用されています。それらの自動分析装置は、検体搬送用の搬送ライン等で接続されており、患者から採取された血液等の検体は、搬送ラインを通じて分析装置に自動で運ばれ、測定が行われます。そのため、検査技師が操作のために各装置に移動する必要はなく、業務の効率化が図れています。一方で、従来の搬送ラインは、検査室の多くのスペースを占めてしまい、業務効率を追求するほど、結果的に動線やスペースを制限することが常態化していました。このことは、多くの場合において、課題として認識されることはありませんでした。
今回発売する「CCM Vertical」は、Vertical（垂直）方向に検体を運ぶことができる搬送ラインです。本品を用いて搬送ラインを天井付近等に設置することで、従来の搬送ラインでは対応できなかった動線を確保し、限られたスペースの有効活用、そして業務効率の改善につなげます。また、搬送ラインによるスペースの圧迫を減らすことで、検査技師の潜在的なストレスの低減も期待できます。
ロシュ・ダイアグノスティックスは、革新的な検査ソリューションだけでなく、検査室で働く方々に快適な空間を提供し、業務に邁進できるよう、今後も貢献を続けてまいります。
広報（報道関係者向け)
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