本資料はロシュ・ダイア グノスティックスの親会社であるF.ホフマン・ラ・ロシュ社が2023年7月27日(スイス現地時間)に発表した英文プレスリリースを一部抜粋した抄訳版です。この資料の正式言語は英語であり、表現や内容については英語の原文が優先されます。(記述される製品には日本未発売の製品も含まれています)
原文は下記URLよりご参照ください。
*日本国内では、ダイアベティス・ケア事業(血糖測定関連事業)は、ロシュDCジャパン株式会社が担当しています。
*特に記載の無い限り、この書類における全ての成長率は恒常為替レート(CER)で計算されています
(CER:2022年の平均値)
2023年7月27日 バーゼル発
COVID-19製品を除くと、ロシュグループの売上は恒常為替レート (CER) で8% の大幅増収
予想していた通り、COVID-19製品の需要が減少したことにより、ロシュグループの売上は2%減(スイスフラン換算で8%減)
診断薬事業部門の基盤ビジネスは、順調な成長を維持し6%増。一方で、2022年上半期におけるCOVID-19検査の需要が例外的に高かったことに影響を受け、全体としては23%減少
診断薬事業部門の2023年上半期ハイライト:
・コバスHPV検査がWHOの事前認証を取得したことで、低・中所得国における子宮頸がん検診のアクセス改善が可能に
2023年の見通しを確認
ロシュグループCEO(最高経営責任者)のトーマス・シネッカーは、次のように述べています。「2023年上半期は、両事業部門の基盤ビジネスの売上が力強い成長を示し、COVID-19製品の需要減少による影響の大部分を相殺しました。Vabysmo (バビースモ)は好調な勢いを維持しており、現在では70カ国以上で重度の眼疾患患者に治療を提供しています。私たちは、血液がん治療薬Columviの米国および欧州での承認を含む、重要なパイプラインのマイルストーンを達成しました。そして、Alnylam社との提携により、世界中の12億の成人が罹患し、心血管疾患の主な死亡原因となっている高血圧症の患者に対し、変革をもたらす可能性のある医薬品を開発できることを嬉しく思います。私たちは、2023年の見通しを確認しました。」
COVID-19製品の売上が約50億スイスフランと大幅に減少するため、グループの売上は1桁台前半に減少すると予想しています(恒常為替レート)。このCOVID-19の売上減少を除けば、ロシュは両事業部門の基盤ビジネスにおいて、堅調な売上成長を見込んでいます。
1株当たりのコア営業利益は、売上の減少に概ね沿って成長させることを目標としています(恒常為替レート)。ロシュは、スイスフランでの配当の更なる増額を見込んでいます。
診断薬事業部門の基盤ビジネスは、上半期はすべての地域で優れた業績を挙げ、6%増でした。
免疫学的検査、特に心疾患検査と生化学検査ソリューションが主な成長要因となりました。
事業部門全体の売上は、COVID-19 検査に対する需要が予想通り減少したこと(2022 年上半期の 31 億スイス フランに対し、2023 年上半期は 4 億スイスフラン)が起因し、23%の減収の 71 億スイスフランでした。
ほとんどの地域で COVID-19 の影響が顕著となりました: 北米、アジア・パシフィック、ヨーロッパ・中東・アフリカ (EMEA)地域はそれぞれ 30%、23%、22%の減収となりました。中南米の売上は安定を維持しました。
診断薬事業部門は、第1四半期にオンコロジーとウイルス学的検査の領域で重要となる製品を発売しました。
【事業領域説明】
コア・ラボ:免疫・生化学検査、血液凝固検査
モレキュラー・ラボ:遺伝子検査用試薬・機器
ダイアべティス・ケア: 血糖測定関連事業
パソロジー・ラボ: 病理学的検査用試薬・機器
ポイント・オブ・ケア:臨床現場即時検査
広報(報道関係者向け)
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