移植後のEBウイルス感染のモニタリングをサポート 「コバス EBV」発売

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、臓器移植患者および造血細胞移植患者において移植後の感染症を引き起こすEBウイルス(EBV) DNAをリアルタイムPCR法で定量的に測定する体外診断用医薬品「コバス EBV」について、2021年7月26日付で発売したことをお知らせします。

移植後の患者は免疫抑制状態にあるため、体内に潜伏感染状態にあったウイルスが再活性化することがあります。ヘルペスウイルスの一つであるEBV(エプスタイン・バーウイルス)は、そのような免疫抑制状態にある移植後の患者に移植後リンパ球増殖症(PTLD)を引き起こす可能性があります。

 

EBVは若年のうちに感染していることが多く、日本人のEBVの抗体保有率は2~3歳までに70%ほど、20歳代では90%以上におよぶとの報告があります1)。また、EBVは感染すると生涯潜伏感染し、免疫が抑制された状態におかれると再活性化するという性質があります。移植後に起こるPTLDの80%以上がこのEBVの再活性化によるものと言われており2)、PTLDの発症の予測や治療効果の確認にEBVの核酸定量検査が有用であることが示唆されています3)。

 

「コバス EBV」は、リアルタイムPCR法を原理とする全自動遺伝子検査装置「コバス 6800 システム」または「コバス 8800 システム」を用いて血漿中のEBV DNAを定量的に測定する遺伝子検査キットです。EBVの核酸定量検査はこれまでも臨床検査会社等で独自の測定系により実施されておりましたが、世界保健機構(WHO)の国際標準物質(WHO 1st Standard)を用いた値付けがされた体外診断用医薬品を用いることで、国内のEBV検査が標準化されると期待されています。

【製品概要】

製品名                        コバス EBV

測定原理                            リアルタイムPCR法

主な測定目的                     血漿中のEBウイルス (EBV) DNAの測定

包装回数                            192テスト

適応機種                            コバス 6800 システム または コバス 8800 システム

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広報(報道関係者向け

参考:

  1. 国立感染症研究所ホームページ 伝染性単核球症とは 

  2. Carbone et al., EBV-Associated Lymphoproliferative Disorders: Classification and Treatment. The Oncologist. 2008 13(5) 577-585

  3. Gulley et al., Using Epstein-Barr Viral Load Assays To Diagnose, Monitor, and Prevent Posttransplant Lymphoproliferative Disorder. Clinical Microbiology Reviews. 2010 23(2) 350-366

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