ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、新型コロナウイルスの変異を検出する研究用試薬「VirSNiP」シリーズの新製品を本日発売しました。B.1.1.529系統(オミクロン株)のBA.5系統とBA.2系統に見られる変異を組み合わせて検出することができます。
「VirSNiP」は、リアルタイムPCR法により新型コロナウイルスの変異を検出する研究用試薬です。2021年2月に国内で初めてウイルス変異を調べる試薬として発売しました。その後ラインアップを拡充し、さまざまなウイルス変異の検出に対応しています。
今回、B.1.1.529系統(オミクロン株)に見られる変異のうち、484Aおよび486Vを組み合わせて検出する試薬を発売しました。484A、486Vはオミクロン株の下位系統であるBA.5系統およびBA.2系統に見られる変異であり、今回の試薬では一回の測定で2種の変異を検出することが可能です。
分類: 研究用試薬
製品名: VirSNiP SARS-CoV-2 Spike 484A 486V
新たに検出できるようになる変異は486Vです。BA.5系統等で見出されている変異です。
BA.5系統とBA.2系統に出現する484Aおよび486Vの2つの変異を同時に検出することができます。
※BA.5系統を明確に区別できるものではありません。
※BA.5系統とBA.2系統では、484Aと486Vの変異のほか、del69/70とL452Rも出現頻度が異なります。 del69/70とL452Rの変異は、以下の既存品を用いて調べることができます。
VirSNiP SARS-CoV-2 Spike del H69/V70
VirSNiP SARS-CoV-2 Spike L452R
VirSNiP SARS-CoV-2 Spike 371L 373P 452R
VirSNiP SARS-CoV-2 Spike 67V del69/70
測定原理: リアルタイムPCR法 融解曲線解析で結果を確認します。
測定時間: 約70分
対応機器: コバス z 480、ライトサイクラー 480 システム II、ライトサイクラー 96 システム
※今回の発売品。
全部で主に検出する変異は23種類、製品数は26となります。
広報(報道関係者向け)
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