臨床検査薬・機器を扱うヘルスケアカンパニーのロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、15歳~69歳の女性5000名を対象に「かかりつけ医」に関する調査を実施いたしました。
5割を超える女性が、「婦人科系の疾患について相談できる『かかりつけ医』」の必要性を感じているが、実際に相談できるかかりつけ医をもっている人は1割に留まる。
婦人科系の疾患について不安を感じたり罹患を疑っても、約4割は受診をしておらず、がんを疑う場合でも、3-5割は受診していない。
受診しない理由は、「近所や通いやすい場所に産婦人科がない」、「誰に相談していいのかわからなかった」、「ほうっておいてもそのうち治まる/治ると思った」、「受診にお金がかかる」などが上位に入った。
女性のライフステージは思春期、性成熟期、更年期、老年期と年代によって分かれ、それぞれのサイクルで身体に起こる変化や健康リスクが異なります。わずかな不調も見逃さないためには、定期的な産婦人科受診が求められますが、「産婦人科」や「婦人科」は、「妊娠してから行く病院」というイメージが強く、抵抗を感じる人も少なくありません。
しかし、女性特有の疾患には、症状が現れる頃には重篤化している場合や、妊娠を臨んだタイミングで身体に何らかのトラブルを抱えている場合があります。そのような事態を防ぐためにも、小さな変化や不調、避妊や性感染症の予防など、家族や友人に相談しにくい話題を相談できる「かかりつけ医」をもっておくと安心です。
昨今の新型コロナウイルス感染症の流行により受診控えの傾向があると言われている中で、自己判断による受診控えによって取り返しのつかないことにならないよう、まずはご自身の健康不安について相談できる「かかりつけ医」をもち、相談できる環境を作っておくことが重要です。
今回の調査は、女性が日常生活において女性ならではの健康への不安にどのように向き合っているのか、また適切に医療機関を活用できているかを明らかにするために、5000人の女性を対象にオンラインで実施いたしました。
ロシュ・ダイアグノスティックスは、臨床検査を通じて人々の健やかな生活、より豊かな人生に貢献すると共に、検査の重要性を伝えるために、引き続き情報発信にも努めてまいります。
調査名:女性のかかりつけ医に関する調査
調査期間:2020年12月18日~12月21日
調査方法:インターネット調査
調査対象:15歳(高校生以上)~69歳の女性 5000人
実施機関:株式会社クロスマーケティング
全体の5割以上が、「婦人科系の疾患について相談できるかかりつけ医」の必要性を感じているが、実際に相談できるかかりつけ医をもっている人は1割に留まる。
婦人科系疾患について不安を感じたり罹患を疑ったことがある人の中で、実際に医療機関を受診した人の割合は平均で約6割、子宮頸がん、不妊症の7割から更年期障害の3割まで疾患によって受診率は異なる。
受診しなかった理由としては、近所に通いやすい産婦人科がない、知っている産婦人科がないなどの情報不足のほか、ほうっておけばそのうち治るという楽観的な考えや経済的な問題などが上位に並ぶ。