mRNAによるワクチン製造や次世代の創薬に貢献 「N1-Methyl-Pseudo-UTP, GMP Grade」など3つの新製品をラインアップに追加

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、新型コロナウイルスワクチンの製造に有用な「N1-Methyl-Pseudo-UTP, GMP Grade」(GMPグレード)、mRNA医薬品の製造用原料に広く活用される「Ppseudo-UTP」など3製品を4月14日に発売します。製品改良やラインアップ拡充により、mRNA医薬品製造の多様なニーズに応えます。

新型コロナウイルス感染症予防として、近年、mRNAワクチンが注目を浴びていますが、mRNAはワクチンだけでなく、医薬品原料としてもその有効性が評価されています。ロシュは、mRNAの評価が高まる以前の2016年に、mRNA合成原料の販売を開始しました。以来、AOF( ( animal-origin- free (動物由来成分不含)) )、GMPグレード化、試験項目追加など、品質にこだわりながら、ラインアップの拡充を進めてきました。2021年12月には、世界的な需要に対応するべく、新型コロナウイルス感染症のワクチンに有用とされるN1-メチルシュードウリジン「N1-Methyl-Pseudo- UTP」を発売しました。

このたび発売するのは、2021年12月に発売した「N1-Methyl-Pseudo- UTP」のGMPグレード品となる「N1-Methyl-Pseudo-UTP, GMP Grade」、mRNA医薬品等に活用されるシュードウリジン「Pseudo-UTP」、そしてmRNA合成に用いられる酵素「SP6 RNA Polymerase, rec.」の3製品です。3製品とも、動物由来の成分を含まないAOF品です。「N1-Methyl-Pseudo-UTP, GMP Grade」では、医薬品製造に求められる品質管理や、当局対応に必要な文書提供などを今まで以上にサポートします。「Pseudo-UTP」では、がん治療薬の開発・製造など、幅広い用途でのニーズに応えていきます。さらに、mRNA合成酵素では、すでに販売しているT7 RNA Polymerase, rec. GMP Grade に加え、「SP6 RNA Polymerase, rec.」をラインアップに加えることで、多様な探求に対応します。

ロシュ・ダイアグノスティックスは、今後もmRNA医薬品やワクチンの開発に貢献できるよう、より良い原料提供に尽力してまいります。

【製品概要】

製品名:   N1-Methyl-Pseudo-UTP, GMP Grade, AOF

分 類:   mRNA医薬品製造用原料

  •  GMPグレード品質

  •  動物由来成分不含(animal-origin-free (AOF))

  •  研究開発用途の少量パッケージ(100mM, 1mL)から、製造用のバルク容量(100mM,100mL)での提供が可能

製品名:   Pseudo-UTP, AOF

分 類:   mRNA医薬品製造用原料

  •  動物由来成分不含(animal-origin-free (AOF))

  •  研究開発用途の少量パッケージ(100mM, 1mL)から、製造用のバルク容量(100mM,100mL)での提供が可能

製品名:   SP6 RNA Polymerase, rec., AOF

分 類:   mRNA医薬品製造用原料

  •  動物由来成分不含(animal-origin-free (AOF))

  • GMPグレード準備中

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