ロシュの
ビジネスモデル

検査とは

からだの具合が悪いと感じたとき、病院で採血された経験はありませんか。血液検査や尿検査、X線検査や心電図など体の状態を調べるための検査は多数あります。その検査の中でも、ロシュ・ダイアグノスティックスが担っているのは「検体検査」の領域になります。検体検査とは、血や尿、組織など体の中にあるものを外に出して調べる検査です。

医療への貢献

検体検査は病気の診断の際に用いられるだけではありません。健康診断や検診などによる疾病の早期発見から、診断後の治療方針の決定、薬剤選択、そして治療後のモニタリングまで活用されています。検査は病名の特定や治療方針の決定にも欠かせませんが、検体検査は健康診断やモニタリングといった「健康であり続けるため」という目的でも大いに活用されています。つまりロシュ・ダイアグノスティックスがビジネスとする診断薬・診断機器とは、健康な人から患者さん、老若男女問わず、世界中のすべての医療に貢献できるビジネスなのです。さらに、検査は治療方針決定の60-70%に影響を与えている一方で、検査にかかる費用は医療費全体の2%以下と言われています。("The Value of Diagnostics Innovation, Adoption and Diffusion into Health Care" The Lewin Group, Inc. 2005) 

検体検査の広がり

ロシュ・グループでは、2006年に個別化医療をグループの戦略の中核に据えました。個別化医療とは、患者さんの遺伝子や蛋白をより詳細に調べてグループ毎に分け、それぞれに合った薬を投与して病気を治したり病態を改善したりすることです。主にがんの治療において活用されています。ロシュでは診断薬事業と製薬事業を併せ持つ強みを活かし、がんの診断と治療の改善に注力しています。さらに今後は、進化するIT技術を活用し、ソフトウエアの開発を通し医療データの分析を発展させ、より一人ひとりにあったテーラーメード治療の実現を目指しています。

販社としての強み

■ ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社=販売会社

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は、ロシュグループ診断薬部門(ダイアグノスティックス)の日本国内の販売を担当しています。世界中の開発拠点で製造された製品を日本に輸入し販売するため、マーケティング、薬事申請、アフターサービスなどのさまざまな活動を行っています。それゆえ、日本の医療情勢や市場、顧客状況についてしっかり把握し、お客様の近くで製品プロモーションやカスタマーサービスをおこなうフィールドに大きな強みを持っています。また海外の開発拠点に日本のお客さまの要望やクレームを適切に伝えることも大きな役割仕事の一つとなっています。

また診断薬は卸売事業者を介して医療機関や検査センターなどに納品されます。

製品が実際に患者さんに届くまで

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は、お客様の声や市場のニーズをグローバルに届け、研究開発に反映させていくことも使命の一つとしています。そのためにも各国間での知識共有・情報共有がとても重要でRoche Groupの一員としてロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は世界の医療に貢献しているのです。

DMRとは?

DMR(Diagnostics Medical Representative)とは、和訳すると臨床検査薬情報担当者となります。

臨床検査薬情報担当者(DMR)とは?

DMRとは、臨床検査薬の製造販売を業とする企業に属し、主として臨床検査薬に関する必要な医療関連情報などについて、医療関係者(臨床検査技師など)に提供して臨床検査薬の適正な使用と普及を図り、また臨床検査薬の有効性や安全性に関する情報を医療現場から情報収集して、企業に報告することなど、医療現場や企業に必要な情報を伝達することを業務とする者です。

(一般社団法人 日本臨床検査薬協会 | DMRの認定制度について. 一般社団法人日本臨床検査薬協会)

ロシュ・ダイアグノスティックスのDMRももちろん、これを生業としていますが、臨床検査薬以外にも臨床検査の医療機器、そしてソフトウェアなどの新たな領域も取り扱っていることから、情報提供だけではビジネスが成り立たなくなっています。
顧客の視点に立ち、本当に必要とされているものは何なのかを探り、あらゆる製品によってそれを満たすソリューションを見出すこと、つまりコンサルテーションが要求されているのです。
機器導入や試薬の採用は一朝一夕では達成されず、社内外の多くの人を巻き込み、時には数年かけて実現させていきます。実際のプロジェクトストーリーを通じて、その仕事内容を感じてみてください。

※DMRに必要な認定制度は一般社団法人日本臨床検査薬協会が実施しています。公益財団法人MR認定センターが実施している医薬情報担当者(MR:Medical Representatives)の認定制度とは異なります。