ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2014年6月5日

ロングリード技術で長鎖の塩基配列読み取り可能
次世代シークエンサー「GS Junior +ベンチトップシステム」導入のお知らせ

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO: 小笠原 信)は、解読可能な塩基長が平均約700塩基となる次世代シークエンサー「GS Junior +(プラス) ベンチトップシステム」へのソフトウエアバージョンアップ対応と、専用試薬の発売を6月9日より開始します。

当社では、研究室レベルの実験規模にあわせたパーソナルサイズで使い勝手の良い次世代シークエンサー「GS Junior ベンチトップシステム」を2010年6月より販売してきました。このたび、機器ソフトウエアと専用試薬を改良し、解読できる塩基配列がこれまでの平均約400塩基から平均約700塩基と大幅に増加する「GS Junior +(プラス) ベンチトップシステム」を導入いたします。既存ユーザーは新規に機器を購入する必要はなく、ソフトウエアのバージョンアップのみでアップグレードすることができます。このロングリードシークエンシング技術により、コンティグ(連結断片)間のギャップが埋まり、追加の実験を最少に抑えることが可能です。また複数の多様性領域をまたぐような配列の解析が可能になるなど、新規ゲノム配列の解読(de novo シークエンシング)、包括的なトランスクリプトーム解析*、メタゲノム解析**、またHLAタイピング***といった幅広い研究分野のニーズに対応できるようになります。


【製品特性】

  • 最長700塩基のロングリード解読が可能
  • 一度に解析可能な総塩基数が増加するため、1塩基あたりの解読コストを削減
  • 未だ解読されていない新規ゲノム配列の解読(de novoシークエンシング)に最適
  • トランスクリプトーム解析、メタゲノム解析、またHLAタイピングなどに最適

【システム仕様】

処理能力(総解読塩基数)
平均70M(メガ)塩基 (1ランあたり)
リード長
平均700塩基
リード数
約100,000リード
ラン時間
20時間(シークエンシング)
6時間(データ処理)
サンプル
ゲノムDNA、PCR産物、cDNAなど
本体サイズ
34(W)×53(D)×41(H) cm
本体重量
約25kg


【専用試薬、キット(新発売品)】(価格は税抜です)

GS Junior + emPCR Kit (Lib-L)
30,000円
GS Junior + emPCR Kit (Lib-A)
30,000円
GS Junior + Sequencing Kit XL
57,000円

【用語解説】

* トランスクリプトーム解析:
ある生物個体や、組織、細胞の転写産物(mRNA)の全体像を定量的あるいは定性的に把握することで、対象とする遺伝子発現の全体像を見ようとする研究手法。

** メタゲノム解析:
環境中に含まれる微生物由来のDNAを抽出収集し、塩基配列を網羅的に調べることで、環境中の生物集合体がもつ遺伝子群を明らかにする解析手法。環境中の微生物群集の代謝の変動をモニタリングしたり、腸内細菌叢や土壌中の微生物群集の存在比の調査に用いられる。

*** HLAタイピング:
ヒトの組織適合性抗原であるHLA(ヒト白血球 抗原)の型 を特定すること。

【製品画像】

<製品写真は、下記URL「製品画像ダウンロード」より入手可能です>
http://www.roche-diagnostics.jp/news/photo/index.html


本件のお問い合わせ先

広報グループ

電話03-5443-7040

FAX03-5443-7113

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