ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2014年3月24日

スキャンティボディーズ・ラボラトリー社の特許に対する
特許庁による無効審決(二回目)について

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、米国スキャンティボディーズ・ラボラトリー社の日本特許(日本国内においてはDSファーマ・バイオメディカル株式会社に専用実施権)について、特許庁が再度の特許無効の審決を行いましたので、お知らせいたします。

当社の親会社であるF. ホフマン・ラ・ロシュ社(以下「ロシュ社」)は、ヒト完全型副甲状腺ホルモン(以下「PTH1-84」)の測定方法に関するスキャンティボディーズ・ラボラトリー社の特許(特許番号第4132677: 日本国内においてはDSファーマ バイオメディカル株式会社に専用実施権を許諾、以下「本件特許」)に対し、特許無効の確認を求め、2012年1月に特許庁に無効審判請求を提起いたしておりましたが、このたび、特許庁から本件特許を無効とする再度の審決が出されました。今回の審決は、昨年3月の無効審決に続く、本件特許が特許有効性の要件を欠くものであるとのロシュ社の無効主張を確認する二度目の審決です。

ロシュ社は、PTH1-84の測定に関して、ロシュ社の免疫自動分析装置「コバス」シリーズなどで使用する専用測定試薬であるエクルーシス試薬whole-PTHをすでに欧州、中南米および、アジア太平洋地域において販売しています。しかしながら、日本国内では、本件特許の存在のため現在のところPTH1-84の自動測定は実施されていません。

本試薬は、PTH1-84を高精度に自動測定できるため、医療従事者に、より正確な検査結果を提供することができ、慢性腎臓病の患者さんの副甲状腺の機能改善に大きく寄与するものです。  

なお、今回の審決に対し、スキャンティボディーズ社とDSファーマ社が知財高裁へ控訴することも想定されますが、当社は、本審決が取り消される可能性は低いものと考えております。

 
 
【用語解説】

副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone;PTH)とは
副甲状腺の主細胞で合成・分泌される84個のアミノ酸からなるペプチドホルモンで、骨、腎、腸管に働いて、カルシウムやリン酸の代謝に関与し、血中のカルシウム濃度の調節を行っている。whole-PTHは、84個のアミノ酸からなる全長の副甲状腺ホルモンを特異的に捉える測定方法として、副甲状腺機能亢進症の病態把握に有用であると臨床的に評価されている。

本件のお問い合わせ先

広報グループ

電話03-5443-7040

FAX03-5443-7113

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