ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2013年2月4日

(当参考資料は、F.ホフマン・ラ・ロシュが2013年1月30日付で発表した英文プレスリリースを一部抜粋した翻訳版です)
2013年1月30日 バーゼル発

2012年: 堅実な業績を達成

がん領域および検査ラボ事業の売上貢献により、グループ売上は 4%1増の 455億スイスフラン

コア1株当たり実質利益は10% 増の 13.62 スイスフラン

営業フリーキャッシュフローは10% 増の 154億スイスフラン

米国および欧州でのPerjeta 上市およびT-DM1の申請によりHER2-フランチャイズを強化

取締役会は 8%増配の 7.35スイスフランを提案し、 26年連続の増配

2013の展望: 前年並みの売上増、コア1株当たり実質利益は売上を上回る伸びを予測。さらなる増配を目指す。


*現地通貨ベース (2011年の通年平均レート)

ロシュ CEOのセヴリン・シュヴァンは 2012年度のグループ実績について、次のように述べています:
「2012年はロシュにとって好調な年となりました。財務目標を達成し、市場を上回る速さで成長を遂げたことに加え、強力なパイプラインのおかげで、私たちにはさらなる躍進が見込めます。2012年の主だった成果として、乳がん治療薬Perjetaが承認されたことが挙げられます。 本治療薬はHER2陽性の乳がん患者さんの生存期間のさらなる延長に貢献します。私たちはもう一つの乳がんの新規治療薬であるT-DM1をできるだけ早期に患者さんへお届けできることを待ち望んでいます」。
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1. 記載がない限り、成長率は現地通貨ベース ( 2011年の通年平均レート)にて計算。ただし、コア営業利益率は除く
2. 組織再編等の特別費用も加味した国際会計基準による結果

好成績の2012年
抗がん剤の需要拡大や検査ラボ事業の売上高増加により、2012年度のロシュグループ売上は4% 増の 455億スイスフランという好成績となりました。 この堅実な売上成長により、生産性改善と相まって、コア営業利益とコア1株当たり実質利益 (EPS)の二桁成長、ならびに収益性の向上がもたらされました。 IFRS純利益は、これを若干上回っています。グループは、米ドルと日本円に対するスイスフランの値下がりによる恩恵も受けました。

堅実な売上成長
ロシュの売上トップ3製品であるマブセラ/リツキサン、ハーセプチン、アバスチンのすべての薬剤が、2012年、世界での需要の伸びを受けて好成績を挙げました。アバスチンは、2011年末に欧州で卵巣がんの治療薬として上市を果たしたことで、再び成長の軌道に乗りました。また、日本での利用が大幅に伸びたことも貢献しています。検査ラボへのソリューション(プロフェッショナル・ダイアグノスティックス、ティッシュー・ダイアグノスティックス、モレキュラー・ダイアグノスティックス)に対する安定した需要により、診断薬事業部門は体外診断薬市場3の成長率を上回りました。医薬品事業部門の売上は、 5% 増の 352億スイスフラン、診断薬事業部門は 4% 増の103億スイスフランとなりました。
ロシュグループの成長をけん引する地域は、依然として米国と新興国であり、西ヨーロッパでの価格圧力やジェネリック医薬品との競合によって低迷する西欧の売上低下を補っています。
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3. 体外診断薬市場 推定成長率 3% (情報元: 9月末までの企業および第三者機関による報告書)

営業収益性はさらに改善
堅実な売上の伸びと増加するロイヤリティー収入によって、ロシュグループのコア営業利益は172億スイスフランへと増大しました。研究開発費は維持しつつも、効率化施策による売上原価比率が下がったことで、コア営業利益率は2.1 パーセントポイント増の 37.7% となりました。
医薬品事業部門におけるコア営業利益は、 13%増の155億スイスフラン、コア営業利益率は 3.1パーセントポイント増の 44.0%でした。診断薬事業部門のコア営業利益は 2%減の 22億スイスフランとなり、ダイアベティス・ケアで高まる価格圧力の影響が反映しています。 利益率は21.3%で、2012年上半期での数字は上回っているものの、2011年に比べると 1.1 パーセントポイント減少しました。

コア1株当たりの実質利益が大幅に上昇
組織再編に関わる負担額や減価償却費、無形資産の減損等の非コア項目を除いたロシュグループのコアEPSは、10%増の13.62スイスフランでした。

良好な営業フリーキャッシュフローと純負債状況の改善
営業フリーキャッシュフローは2012年も引き続き順調で、10%増の154億スイスフランとなり、純負債状況を2012年初の156億スイスフランから同年末には106億スイスフランにまで引き下げるのに貢献しました。良好なキャッシュフローのおかげで、2012年始めに額面価格で合計16億ユーロの社債を買い戻すことができました。

ゆるぎない研究開発パイプライン
ロシュのパイプラインは2012年も引き続き順調で、14件の後期治験のうち11件で肯定的な結果をえることができました。また、ロシュグループでは、新たに3種類のがん治療薬を上市しました。これらは、米国におけるHER2陽性の転移性乳がんの治療薬Perjetaおよび基底細胞がんの治療薬Evrivedge、そして欧州におけるBRAF V600変異陽性転移性メラノーマの治療薬Zelborafです。ロシュグループは、米国ですでに優先審査を受けているトラスツズマブ エムタンシン(T-DM1)が、EMILIA治験で示した説得力の高い全生存期間のデータを受けて、近いうちにHER2陽性転移性乳がんを患う患者さんのもとに届くと確信しています。
診断薬事業部門は2012年、検査ラボの自動化やベッドサイド検査、そして血糖管理に改善をもたらす装置や、がん・感染症・代謝性疾患領域の検査メニューを拡大する検査試薬など、複数の新製品を上市しました。

2013年度年次総会への提案
昨年度の強固な業績と今後の明るい見通しに基づき、役員会は 1株および無議決権持株証券当たりの2012年度の配当を、8%増の 7.35スイスフランとすることを提案します。2013年3月5日の年次株主総会で承認されれば、これはロシュの26年連続の増配となります。

役員会は年次総会で、ピウス・バスケラ、ポール・ブルケ、ウィリアム・M・バーンズ、クリストフ・フランツ、ディアンヌ・ジュリアス、アーサー・D・レヴィンソン、アンドレア・オエリ、ピーター・R・ヴォーサーおよびビアトリス・ウェーダー・ディ・マウロの再選を推薦します。さらに、役員会は年次総会で、セヴリン・シュヴァンの役員会へのメンバー選出を推薦します。

2013年の展望
ロシュは、2013年のグループ売上が、現地通貨ベースで2012年に記録した売上の伸びと同程度に増加することを見込んでいます。コアEPSは売上を上回る伸びを目標としています。ロシュでは、2013年にはさらなる増配を見込んでいます。

診断薬事業部門

*現地通貨ベース (2011年の通年平均レート)

免疫学検査分野が世界の売上を強力に後押し
診断薬事業部門は、4%の成長により世界の体外診断薬市場シェア20%を維持し、市場におけるリーディングポジションを堅持しました。プロフェッショナル・ダイアグノスティックスが成長のけん引役となり、とりわけ、高度に自動化された免疫学血液検査によりさまざまな疾患の診断をサポートする免疫学検査事業(+15%)が大きく貢献しました。ティッシュー・ダイアグノスティックスはアドバンスト・ステイニング分野によって、モレキュラー・ダイアグノスティックスは、血液スクリーニングおよびC型肝炎ウイルスのモニタリング検査によって売上が伸びました。
ダイアべティス・ケアとアプライド・サイエンスにとっては、厳しい年となりました。ダイアべティス・ケアでは、高まる価格圧力や欧州における血糖自己測定に対する保険償還価格の引き下げにより、業績への影響を受けました。アプライド・サイエンスの売上低下は、公的研究基金の縮小やゲノムシークエンス分野での競合激化によるものです。両事業は、長期的な収益性を確保し、製品ポートフォリオを将来的に成長が見込めるものに絞り込むため、昨年に組織再編を実施しました。
診断薬事業部門は、すべての地域においてマーケットリーダーとしてのポジションを盤石なものとし、さらにシェアを拡大した地域もありました。アジア太平洋地域や中南米において、プロフェッショナル・ダイアグノスティックスは継続して主要な成長ドライバーとなり、中南米ではダイアべティス・ケアが大きな売上貢献を果たしました。検査ラボ事業は北米で重要な成長の原動力になりました。2012年に米国では40を超える主要製品が上市され、さらなる成長 への弾みをつけました。 EMEA地域 (欧州、中東、アフリカ) での緊縮政策や価格圧力は、売上(特にダイアべティス・ケア)に大きく影響を及ぼしました。日本は、プロフェッショナル・ダイアグノスティックスによって、市場の3倍の成長率を遂げました。

個別化医療におけるさらなる進展
昨年、重要な市場で55の主要製品を上市しました。最も新しい製品としては、12月に上市した血中脂質・グルコース分析装置 コバス b101です。診察室や診療所において全血で15分以内に測定結果が出るため、高血糖や脂質異常症の診断や患者さんの管理に役立ちます。
診断薬事業部門では、個別化医療のさらなる進展がみられました。ロシュ医薬品事業部門との間では200件を超えるバイオマーカーやコンパニオン診断薬に関する共同プロジェクトが進行中で、社外の製薬企業とは12件の新規の提携が締結されました。10月に、ロシュは欧州においてファイザー社の肺がん治療薬クリゾチニブによって、ベネフィットが得られる患者さんを選び出すためのALK(未分化リンパ腫キナーゼ)組織検査キットを上市しました。本検査は、ALKタンパクの変異を検出することで治療効果が見込める非小細胞肺がんの患者さんを層別します。
また、第4四半期に上市されたライトサイクラー96によって 、遺伝子型の判定、遺伝子発現や他の研究用途で利用するPCR4装置の製品ポートフォリオが拡大しました。本製品は発売後2か月での販売実績が100装置以上となり、実に好調な売れ行きをみせています。
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4. リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応

ロシュについて
スイスのバーゼルに本社を置き、医薬品ならびに診断薬事業の双方に強みを持つ研究開発型の世界的ヘルスケア企業です。がん、ウイルス感染症、炎症、代謝ならびに中枢神経系領域において他社と一線を画した薬剤を保有する世界最大のバイオテクノロジー企業です。さらに、体外診断薬、がんの組織学的診断の世界的リーダーであり、糖尿病管理のパイオニアです。ロシュでは、個別化医療戦略を掲げ、患者の健康、QOL、延命を明確に改善する薬剤や診断薬の提供を目指しています。2012 年、世界各国に82,000 人以上の社員を擁し、研究開発費に約80 億スイスフランを投資しています。ロシュグループの2012 年の売上は455 億スイスフランでした。ジェネンテック社(米国)は、100%子会社としてロシュグループのメンバーとなっています。また、ロシュは中外製薬社(日本)の株式の過半数を保有しています。さらに詳しい情報はwww.roche.com をご覧下さい。

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