ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2012年2月1日

(当参考資料は、F.ホフマン・ラ・ロシュが2012年1月25日付で発表した英文プレスリリースの翻訳版です)
2012年1月25日 バーゼル 発

診断薬市場における主導的役割の強化に向けて
ロシュ、イルミナ社の全発行済株式の取得を提案


  • イルミナ社が加わることで、ロシュグループは遺伝子・ゲノム分野の研究および臨床検査に関する技術を補完して、ライフサイエンスおよび診断薬市場におけるポジションを盤石にすることができます。
  • ロシュとイルミナ社の技術およびグローバルネットワークを組み合わせれば、シークエンス技術の臨床応用を加速することができます。
  • 既存のロシュ・アプライド・サイエンス(以下、RAS)事業をイルミナ社と統合し、同事業本部を米国カリフォルニア州サンディエゴに移転します。RAS事業の現本部がある独・ペンツバーグでの業務も継続します。
  • ロシュが提案する1株当たり現金44.50米ドルでの買収は、イルミナ社株主に大幅な買収プレミアムを提供するものです。

ロシュは本日、イルミナ社の全発行済株式を1株当たり44.50米ドルで現金にて、すなわち潜在株式調整後の総額で約57億米ドルにて取得することを提案すると発表しました。この提示額は、ロシュ・イルミナ社間の取引の可能性が市場で憶測されイルミナ社株が高騰した日の前日、すなわち2011年12月21日におけるイルミナ社株価にプレミアム64%を乗せた価格であり、また同日までの1カ月平均株価に61%、3カ月平均株価に43%上乗せした価格に相当します。さらに、アナリストの最新コンセンサス予想によるイルミナ社の2012年予想一株当たり利益の30.1倍に相当します。

ロシュの診断薬事業部門の技術と、DNAシークエンスの統合システムにおいてリーディングカンパニーであるイルミナ社の技術を統合することで、シークエンスおよびマイクロアレイ市場におけるロシュのポジションが強化され、遺伝子・ゲノムソリューション市場で高まりつつある需要に対応できるようになります。加えて、ロシュの診断分野における豊富な経験や世界的プレゼンスにより、DNAシークエンスの臨床検査への応用が加速されます。DNAシークエンスはコンパニオン診断薬となり得る複雑なバイオマーカーの発見に役立ち、長期的に見ればそれが特定の治療と組み合わされると期待されます。

ロシュグループCEOのセヴリン・シュヴァンは、次のように述べています。「1株当たり44.50米ドルで全額現金にて買い取るというロシュの提案は、イルミナ社にとって最高かつ適正なものであり、イルミナ社の株主の皆さんは現行市場株価に大きく上乗せした価格で株を手放す機会を歓迎なさるでしょう。当社としてはあくまでイルミナ社との合意に基づいた取引を強く望んでおり、今後も同社との建設的な話し合いにより、両社事業の価値を最大化させる最適な戦略を協力して作成する用意があります」

ロシュはイルミナ社との合意成立に向け様々な努力をしてきましたが、イルミナ社は実質的な話し合いへの参加に消極的な態度を変えていません。それゆえロシュは、イルミナ社の全発行済普通株を1株当たり44.50米ドルで現金取得する公開買付を即刻開始することに決定しました。さらにロシュは、イルミナ社の2012年度年次総会にてイルミナ社取締役に適格な社外取締役候補の名簿を提出するほか、イルミナ社株主に対する何らかの事案を提案する予定であり、それが採択されれば、イルミナ社取締役会の大半がロシュの指名する役員で構成されることになります。

ロシュ診断薬事業部門COOのダニエル・オデイは、次のように述べています。「この買収提案が成立すれば、ライフサイエンス市場における当社の現行の製品ポートフォリオが補完され、製品ラインナップが強化されます。当社が研究者に総合ソリューションを提供できれば、創薬を促進させる複雑な新規バイオマーカーの発見、および標的治療薬が最も奏効する患者さんの層別に役立つでしょう。さらにはイルミナ社の能力を基に、そのスケール、グローバル流通、臨床検査開発の専門技術を活用して新しい検査技術を開発し、より効果的に患者さんやお客さまのお役に立てるようになります」

ロシュは既存のRAS事業をイルミナ社と合併し、同事業の本部を米国・カリフォルニア州サンディエゴに移転する予定です。RAS事業の現本部がある独・ペンツバーグでの業務も継続します。

ロシュの提案は、イルミナ社普通株の大半に対する公開買付を含めて、一般的な条件に従ったものになります。資金は、ロシュの保有する現金および信用枠内で借り入れるため、別途資金調達を必要としません。

ロシュのファイナンシャル・アドバイザーはグリーンヒル・アンド・カンパニーおよびシティグループ・グローバル・マーケッツ、法律顧問はデービスポーク・アンド・ウォードウェルです。

以下は、ロシュが2012年1月25日(中央欧州時間)に、イルミナ社社長兼最高経営責任者のジェイ・フラットリー氏に宛てて送信したレターです。

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親愛なるジェイへ

この数週間、会談に時間を割いてくださったことに感謝します。しかしながら、イルミナ社とロシュの事業合併に関する交渉に実質的進展がみられず、また1月18日の貴殿からのレターにて、貴社取締役会は本取引に乗り気でないとのことでしたので、当社としては貴社の全発行済株式を1株当たり44.50米ドルで現金にて取得する提案を公開することを決定しました。したがって、本レターも貴殿に送付すると同時に公開します。

ロシュが提示する1株当たり現金44.50米ドルという額は、通常の市場価格に十分な買収プレミアムを乗せた価格に相当します。具体的には、ロシュとイルミナ社との取引の可能性が市場で憶測されイルミナ社株価が高騰した日の前日である2011年12月21日の終値に64%上乗せした価格に相当し、また同日までの1カ月平均株価に61%、3カ月平均株価に43%上乗せした価格に相当します。さらに、アナリストの最新コンセンサス予想によるイルミナ社の2012年予想一株当たり利益の30.1倍に相当します。

これは説得力のある提案で、貴社株主にとって非常に魅力的なものであろうと確信しています。貴社株主に大幅な価値をもたらす今回の取引交渉の機会を貴社取締役会が受け入れることを、私たちは期待しています。 私たちの提案はロシュおよびイルミナ社、さらには両社株主にとってまたとない機会であると確信しており、ロシュとしては本件の遂行を必須と考えております。この大幅な買収プレミアムは最高かつ適正なものです。私たちは保有する現金および信用枠内での借入金により本取引を完了できるため、特別な資金調達を必要としません。

以前にも申しました通り、私たちは貴殿および貴社経営陣がイルミナ社の成功に大きく貢献したことを忘れていません。ロシュでは、本取引完了後もイルミナ社の経営陣および従業員の継続雇用を考慮しており、相互に納得のいく雇用条件を協力して構築していく用意があります。イルミナ社の持つ強みをロシュ診断薬事業部門で受け継ぎ、イルミナブランドを維持する所存です。そのため、既存のRAS事業をイルミナ社と統合し、事業本部をカリフォルニア州サンディエゴに移転するつもりです。この方法は貴社経営陣および従業員にとって魅力的なものと確信します。

ロシュは、イルミナ社の経営陣および取締役会と事業統合の利点に関する話し合いを試みてきました。残念ながら、イルミナ社はこの件に関する有意義な話し合いに応じることに乗り気ではありませんでした。したがって、私たちとしては引き続きイルミナ社との合意に基づく取引を望んではいるものの、イルミナ社の全発行済株式を1株当たり44.50米ドルで現金にて買い取る公開買付を即刻開始する所存です。さらに貴社取締役会の対応を考慮し、イルミナ社の2012年度年次総会において取締役候補者名簿を提出するほか、株主に対する何らかの提案をする予定であり、それが採択されればロシュが指名する役員が取締役会の大半を構成することになります。

当社は本取引の遂行にあたり、ファイナンシャル・アドバイザーとしてグリーンヒル・アンド・カンパニーおよびシティグループ・グローバル・マーケッツと、法律顧問としてデービスポーク・アンド・ウォードウェルと契約しています。 貴社に当社との交渉に前向きに応じるお心づもりがあれば、当社および当社顧問はいつでも貴社代表と面談し、本提案を話し合い、いかなる質問にもお答えする準備があります。当社は時間が肝要と考えており、取引を即刻完了させるのに必要なあらゆるリソースを充当して迅速に進めていく用意があります。もし貴殿が合意に基づく取引を前向きに話し合うことにご興味があれば、なるべく早く私にご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

フランツ・B・フーマー博士
ロシュ・ホールディング・リミテッド会長

 
 
【ロシュについて】

スイスのバーゼルに本社を置き、医薬品ならびに診断薬事業の双方に強みを持つ研究開発型の世界的ヘルスケア企業です。がん、ウイルス感染症、炎症、代謝ならびに中枢神経系領域において他社と一線を画した薬剤を保有する世界最大のバイオテクノロジー企業です。さらに、体外診断薬、がんの組織学的診断の世界的リーダーであり、糖尿病管理のパイオニアです。ロシュでは、個別化医療戦略を掲げ、患者さんの健康、QOL、延命を明確に改善する薬剤や診断薬の提供を目指しています。2010年、世界各国に80,000人以上の社員を擁し、研究開発費に約90億スイスフランを投資しています。ロシュグループの2010年の売上げは475億スイスフランでした。ジェネンテック社(米国)は、100%子会社としてロシュグループのメンバーとなっています。また、ロシュは中外製薬社(日本)の株式の過半数を保有しています。さらに詳しい情報はwww.roche.comをご覧下さい。

本プレスリリースに使用された商標等はすべて法律で保護されています。

詳細情報
買収提案に関する詳細情報は次のURLでご覧いただけます。 www.transactioninfo.com/Roche

 
 
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