ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2011年7月19日

当社既存品比で最長約2倍の1,000塩基を解読
次世代シークエンサー「GS FLX +(プラス) システム」発売のお知らせ

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:小川 渉)は、2011年7月20日に、次世代シークエンサーとして解読可能な塩基長が最長で当社既存品の約2倍の1,000塩基となるシークエンサー「GS FLX + システム」を研究用として発売いたします。より長い塩基配列を読み取ることでデータ解析の精度が飛躍的に向上し、新規のゲノム解析などで高い優位性を発揮します。

「GS FLX + システム」は、ロシュのグループ会社である454ライフサイエンシズ社(※1)が開発した次世代シークエンサーです。同社はその独自の技術により、長鎖の塩基配列を高精度に解読する特長をもつシステムを開発・商品化しています。本製品は、システム本体の流路系装置や試薬、ソフトウェアなどの改良により、当社既存品 「GS FLXシステム」に比べ、解読可能な塩基長が最長で約2倍となる1,000塩基のゲノム配列を高精度に解読することができます。より長い塩基長を高精度に解読できるため、新規ゲノム配列の解読(de novo シークエンシング)や包括的なトランスクリプトーム解析(※2)において高い優位性を発揮します。また、一度に解読可能な総塩基数が既存品に比べ格段に増加するため、1塩基あたりの解読コストの削減につながります。なお、既存品「GS FLXシステム」の流路系システムを交換し、解析用コンピューターおよびソフトウェアをバージョンアップすることで、「GS FLX + システム」へのアップグレードも可能です。

昨今では、疾患の発生メカニズムに対して影響度の強い遺伝的要因を解明する研究が進んでおり、高度なゲノム解析技術が重要な役割を担っています。「GS FLX + システム」は、高精度にロングリードのゲノム解読を価格を抑えて実現するため、疾患研究およびライフサイエンス研究分野における高度ゲノム解析のパフォーマンス向上に大きく貢献します。

【製品特性】

  • 最長1,000塩基のロングリード解読が可能
  • 処理能力が当社既存品に比べ格段にアップし、1塩基あたりの解読コストを削減
  • 未だ解読されていない新規ゲノム配列の解読(de novoシークエンシング)に最適
  • 包括的なトランスクリプトーム解析(※2)やメタゲノム解析(※3)に最適

【希望販売価格】(税込み)

GS FLX + システム 本体一式   81,375,000円

【システム構成】

GS FLX + システム 本体、専用コンピューター、解析ソフトウェア

【システム仕様】

  処理能力(総解読塩基数)
約700M(メガ)塩基 (1ランあたり)
  リード長
最長1,000塩基
  リード数
  約1,000,000リード
  ラン時間
23時間
  サンプル
ゲノムDNA、PCR産物、cDNAなど
  本体サイズ
74.3cm(W)×69.8cm (D)×36.1cm (H)
  本体重量
242kg

【用語解説】

※1 454 ライフサイエンシズ社
2007年3月にロシュグループが完全買収したことにより、ロシュのグループ会社となる。 独自の技術により、長い塩基配列を高精度で読み取るハイスループットな次世代シークエンサーの開発・商品化を行う。

※2 トランスクリプトーム解析
ある生物個体や、組織、細胞の転写産物(mRNA)の全体像を定量的あるいは定性的に把握すること で、対象とする遺伝子発現の全体像を見ようとする研究手法。

※3 メタゲノム解析
環境中に含まれる微生物由来のDNAを抽出収集し、塩基配列を網羅的に調べることで、環境中の生物集合体がもつ遺伝子群を明らかにする解析手法。環境中の微生物群集の代謝の変動をモニタリングしたり、腸内細菌叢や土壌中の微生物群集の存在比の調査に用いられる。

【製品写真】

<製品写真は、下記URL「製品画像ダウンロード」より入手可能です。>
http://www.roche-diagnostics.jp/news/photo/index.html

GS FLX + システム
GS FLX + システム

本件のお問い合わせ先

経営企画・広報グループ

電話03-5443-7040

FAX03-5443-7113

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