ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2009年12月15日

がん細胞の浸潤・移動のリアルタイム解析が可能
リアルタイム細胞解析装置専用プレート「CIMプレート16」の発売

 

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(代表取締役社長兼CEO:小川 渉)は、2009年12月15日付で、がん細胞の浸潤や移動の様子をモニタリングできる当社リアルタイム細胞解析装置「xCELLigence (エクセリジェンス) RTCA DPシステム」専用プレート「CIMプレート16」を発売いたします。

<CIM=Cell Invasion and Migration:細胞浸潤・細胞移動、
RTCA DP=Real Time Cell Analyzer Dual Plate:リアルタイム細胞解析二連プレート>

当社のリアルタイム細胞解析装置「xCELLigence RTCA DPシステム」(以下、RTCA DPと略す)は、細胞動態をリアルタイムでモニタリング解析できる装置です。「CIMプレート16」は、RTCA DPの汎用性を高めるために開発された専用の細胞解析用プレートで、リアルタイムでがん細胞の浸潤や移動の様子をモニタリング 解析することができます。 本プレートは2層からなり、2層の間は、底面側に微小金電極が配された特殊な膜で区切られています。この膜を介して細胞が移動することによって生じる微小電極間の電気的なインピーダンス(電圧と電流の比)をリアルタイムで測定し、細胞の移動や浸潤の様子を瞬時に解析することが可能です。 また、RTCA DPは最大3基のプレートを搭載することができ、それぞれを独立して制御する機能を 備えているため、3基それぞれのプレートで異なる実験を同時に行うことが可能です。また、本プレートの発売により、既に販売している「Eプレート16」(細胞の増殖・形態変化解析用)に加え、新たに製品ラインナップが充実し、リアルタイム細胞解析の研究の幅が大きく広がります。

当社は、本製品の発売により特にがん領域の最前線の研究ニーズに応え、ライフサイエンス研究の更なる発展に貢献します。

【製品の特長】

  • 細胞の浸潤と移動をリアルタイムでモニタリング解析可能
  • 細胞反応の短期(30分)、長期(2~3日)のいずれのモニタリングも可能
  • 細胞に標識を付けずに実験できるため、細胞に負荷がかからない自然な状態で観察可能

【対象顧客】
大学や研究機関の研究者 および 製薬企業の創薬・薬理研究分野の研究者

【希望販売価格】(税抜価格)

CIMプレート16 (6枚入り) 
72,000円
CIMプレート16 (36枚入り)  
360,000円
アッセンブリーツール  
23,000円

※本プレートを用いた測定には、当社リアルタイム細胞解析装置「xCELLigence RTCA DPシステム」が必要です。

【販売】
ロシュ・ダイアグノスティックス(株)および販売提携を結ぶ和光純薬工業(株)より販売されます。
輸入元: ロシュ・ダイアグノスティックス(株)
販売元: ロシュ・ダイアグノスティックス(株)、和光純薬工業(株)

【製品写真】
※製品写真は、下記URL「製品画像ダウンロード」より入手可能です。
http://www.roche-diagnostics.jp/news/photo/index.html

CIMプレート 16
CIMプレート 16

【使用手順】

  1. プレートに細胞を播種、培養を開始する
  2. CO2インキュベータ中の機器(プレートリーダー部分)にプレートをセットする
  3. 必要な情報(検体情報、実験情報など)をコンピューターに入力し、スイッチを入れる
  4. 細胞の動態をモニタリングしながら、薬剤等を添加し解析する

-参考資料

xCELLigence RTCA DPシステム 製品概要】

1.製品写真

xCELLigence RTCA DPシステム

2.製品構成

  1. RTCA DP アナライザー
  2. RTCA コントロールユニット(コンピューター)
  3. 統合ソフトウェア
  4. 消耗品として、専用プレート「Eプレート 16」および「CIMプレート 16」

3.測定原理
この解析方法技術の中核部分は、標準的なプレートの各ウェルの底面に配置されたマイクロエレクトロニックバイオセンサー(微細金電極)です。細胞がこのセンサーに接触すると、マイクロ電極間の電気的インピーダンス(抵抗値)が変化します。細胞の状態変化(例えば、細胞接着における変化、細胞毒性、細胞増殖、細胞間相互作用、形態変化)は、インピーダンスに変化をもたらします。このような方法でインピーダンス変化をモニタリングしますので、結果としてリアルタイムで、簡単かつ迅速な検出が可能となります。

4.希望販売価格 (税抜)
システム一式 4,950,000円

【用語説明】

  1. マイクロエレクトロニック バイオセンサー
    微細金電極のこと
  2. 電気的インピーダンス
    電気的抵抗値。交流回路における電圧と電流の比である。単位としてはオーム(表記は[Ω])が用いられる。
  3. 細胞浸潤
    異質の細胞が組織内に入り込むこと。特に、「がん細胞の浸潤」と言った場合は、細胞が増殖しながら周囲の組織に入り込み広がることを言う。
  4.  細胞移動
    細胞がある場所から他の場所に移ることを言う。ある形態を形成する際には、胚子内で盛んに細胞移動が起こり、同じタイプの細胞が集合して組織を形成する。血管壁を通って血球が移動することを「遊走」、がん細胞が原発地から他の部位へ移動することを「転移」と言う。
 

【和光純薬工業 会社概要】

 
 
社名: 和光純薬工業株式会社 (Wako Pure Chemical Industries, Ltd.)
代表: 代表取締役社長 松本 隆男
本社: 大阪市中央区
設立: 1922年6月
資本金: 23億3,956万円
従業員数: 1,430人
事業内容: 試薬、化成品ならびに臨床検査薬の製造・販売
総売上高: 75,307百万円(2007年度)
支店: 東京
営業所: 大阪、東京、北海道、東北、筑波、甲信越、横浜、東海、中国、九州
研究所: 試薬、化成品(以上 埼玉県川越市)、臨床検査薬、ゲノム(以上 兵庫県尼崎市)
工場: 東京、愛知、三重、大阪、播磨、大分
海外 ドイツ(ノイス)、アメリカ(リッチモンド)

本件のお問い合わせ先

広報・CSRグループ

電話03-5443-7040

FAX03-5443-7113

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