ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2009年10月15日

最先端の検体処理技術を導入し、処理能力が30%向上(※)
全自動染色システム「ベンタナ ベンチマークULTRA」発売のお知らせ

※当社既存品「ベンタナXTシステム ベンチマークモジュールXT」比

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(代表取締役社長兼CEO:小川 渉)は、2009年 10月16日に、臨床用の全自動染色システム「ベンタナ ベンチマークULtrA」を発売いたします。本製品では、ベンタナ独自の最先端の染色技術に加え、個々の検体を独立して制御することで随時染色オーダーに対応できる機能を新たに搭載し、がんや感染症などの病理検査を高効率かつ迅速におこないます。

当社の全自動染色システムは、現在、世界35カ国に渡る2500施設において、計5,500台が稼動しており、免疫染色およびin situ Hybridization(以下、ISHと略す)の自動染色装置のマーケットで圧倒的なシェアを得ています。「ベンタナ ベンチマークULtrA」は、マーケットリーダーである当社独自の最先端テクノロジーに加え、“複数の検体を1つのトレー(ドローワー)にまとめてセットするバッチ処理方式”から、“検体を個々に独立したドローワーにセットするコンティニュアスアクセス方式”へ改良した最新機種です。コンティニュアスアクセス方式の採用により、突発的に発生する染色オーダーにも迅速な対応が可能になり、病理検査室のワークフローに大きく貢献いたします。また、免疫染色と共に、今後需要の拡大が見込めるISHも同時進行で染色処理が可能です。

病理検査室に免疫染色の自動化が本格的に導入されるようになって約10年が経ちました。今日では免疫染色の役割が、病理の補助診断から治療方針の決定までと、その範囲が広がることで検査の重要性が高まり、迅速性が求められてきています。当社は、免疫染色の自動化のパイオニアとして、今後も製品やサービスを通して、病理検査室のニーズにお応えして参ります。

【製品特性】

  • 独立したドローワーの導入により、30検体の免疫染色およびISHに効率よくフレキシブルに対応
    (当社既存品「ベンタナXTシステム ベンチマークモジュールXT」に比べ処理能力が30%向上)
  • システム稼働中でも、緊急の検査や追加のオーダーに随時対応が可能
  • 院内の病理検査支援システムとの連携により患者さまの検査情報の一元管理が可能
  • 全自動で免疫染色処理を2時間半で実施 (ISH の場合は6時間~)

【製品仕様】

外形寸法 112 cm(幅)x84 cm(奥行き)x159 cm(高さ)
質量
295kg
一括処理検体数
最大30検体
試薬設置数
最大35種類 
接続モジュール数
最大8モジュール

【希望販売価格】(税抜)

2,000万円(コントロールシステム込み)

【用語解説】

病理検査:

病気の診断や原因の究明を目的として、手術または検査の目的で採取された臓器、組織、細胞などを対象に、顕微鏡等を用いて詳しい診断を行うこと。

組織標本:

顕微鏡下で観察できるよう、組織に処置を施し、薄切りしたものをガラスのスライド上に貼付したもの。

免疫染色:

抗体を用いて組織標本中の細胞の由来を特定する方法。スライド上の細胞中の抗原に、目印をつけた抗体を結合させることで、検出したい抗原が標識される。 異常細胞の存在を検出するだけでなく、細胞動態も明らかにする。 細胞および組織構造の全体像把握のために行われる一般染色において異常が確認された場合に、精密診断として行われる。

ISH:

in-situ hybridization(読み方;インサイチューハイブリダイゼーション)の略。細胞内のDNAやRNAの特異的配列を検出する技術。 特定の塩基配列から成るプローブ (DNAやRNAの断片)によって、細胞内の相補的塩基配列を検出することで、特定のDNAやRNAを検出する。 免疫染色に比べより精密に目的の抗原の所在を調べることが可能。

【製品写真】

<製品写真は、下記URL「製品画像ダウンロード」より入手可能です。>
http://www.roche-diagnostics.jp/news/photo/index.html

ベンタナ ベンチマークULtrA
「ベンタナ  ベンチマークULtrA」

本件のお問い合わせ先

広報・CSRグループ

電話03-5443-7040

FAX03-5443-7113

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