ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2009年05月27日

敗血症の鑑別診断・重症度把握に有用 
迅速全自動測定試薬 「エクルーシス試薬 ブラームスPCT」の発売

 

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:小川 渉)は、 「エクルーシス試薬 ブラームスPCT」が、2009年4月9日付で医薬品の製造販売承認を取得したことを受け、2009年5月27日付で、迅速全自動による敗血症(細菌性)鑑別診断試薬として発売いたします。

<製品名のPCTはprocalcitonin(後述)から由来>


「エクルーシス試薬 ブラームスPCT」は、敗血症および感染症患者の血液中において上昇する”procalcitonin(プロカルシトニン=カルシウム調節ホルモンの前駆体)“を迅速かつ高感度に測定し、細菌性か非細菌性かを迅速に鑑別する試薬です。

現在、敗血症の診断では、細菌性か非細菌性かを鑑別する検査と、起因菌の同定のための血液培養検査が併行して行われますが、結果報告までの工程に数日を要しており、医療現場では、より迅速な検査が求められています。特に、細菌性か非細菌性かを鑑別する検査は、この結果によって第一段階の治療の基本方針が決まるため、緊急性を要します。

本試薬は、ECLIA法(ElectroChemiLuminescence Immuno Assay:電気化学発光免疫測定法)により、敗血症の病態と深く関与する血清・血漿中のプロカルシトニンの濃度を18分という短時間で全自動測定することができます。従来30分あるいは20分かかっていたものが、この新しい試薬を用いることによって18分で鑑別でき、第一段階の治療の基本的な方針が迅速に決定されることになります。その上で、血液培養の結果から菌が同定され、詳細な治療方針が確定されます。また、30µLという微量の検体での測定が可能となり、医療現場のニーズに適した検査を提供します。

本製品の発売により、当社がすでに展開している腫瘍マーカー検査、ホルモン検査、循環器マーカー検査などに加え感染症検査のラインナップが強化され、大学・基幹病院や検査センターでの用途の幅がさらに広がります。

【エクルーシス試薬 ブラームスPCTの特長】

  • 反応時間18分の短時間全自動測定法です。
  • 測定範囲が 0.02~100ng/mL と高感度測定が可能です。
  • 血清および血漿を用い、微量検体(30µL)での測定が可能です。

【希望販売価格】(税込み価格)
100テスト用 280,000円

【保険点数】
320点

【対応機種】
既に発売済みのcobas 6000、cobas e411、MODULAR ANALYTICS、およびECLusys2010を用いて測定できます。

【用語説明】

敗血症(Sepsis): 感染症に起因する全身性炎症反応症候群(SIRS)-全身性の過剰かつ 制御困難な炎症反応を起こした状態
プロカルシトニン: 甲状腺C細胞で生成されるカルシウム調節ホルモンであるカルシトニンの前駆体。血中のプロカルシトニン濃度は、健常人における検出限界以下を示すが、全身の細菌感染症患者では上昇することが報告されている。また、敗血症(細菌性)患者においては、その重症度の指標と有用な相関性が報告され、血中プロカルシトニン測定は敗血症(細菌性)の鑑別診断および重症度判定に有用とされる。

以上

本件のお問い合わせ先

広報・CSRグループ

電話03-5443-7040

FAX03-5443-7113

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