ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2008年06月26日

世界初! ゲノムのターゲット領域を低コストで効率よく抽出
「シークエンスキャプチャー技術」によるゲノム抽出受託サービスを開始

 

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:小川 渉)は、2008年7月2日より、研究用としてロシュ・ニンブルジェン社製高密度DNAマイクロアレイを利用した「シークエンスキャプチャー技術」によるゲノム抽出の受託サービスを開始いたします。研究者の方々がこのサービスを利用することで、ゲノムのターゲット領域を低コストで効率よく抽出でき、次世代DNAシークエンサーによる再シークエンスを圧倒的に有利な条件でおこなうことができます。

「シークエンスキャプチャー技術」は、高密度DNAマイクロアレイを利用し、アレイ1枚あたり最大500万塩基までのゲノムのターゲット領域を、低コストで効率よく抽出することを実現しました。この技術により、これまで経済的・技術的に難しかった広範囲なターゲット領域に対する再シークエンスが容易におこなえます。がんや生活習慣病などの疾患の要因となる遺伝子の個人差(SNP:一塩基多型などの変異)が含まれるゲノム領域を、選択的、広範囲に抽出できるため、弊社で既に販売している「GS FLX」のような次世代DNAシークエンサーによる配列解読を、コストを抑えて効率的におこなえ、その能力を最大限に引き出します。

【受託サービス特性】

  • DNAマイクロアレイ1枚で最大500万塩基までの広範囲にわたるターゲット領域のゲノム抽出が可能
  • 低コストで効率よくターゲット領域を抽出
    (PCR法ベースの抽出方法と比べ、コストは10分の1以下、時間は5分の1以下に)
  • お客様のご要望に応じ、テーラーメードでターゲット領域に対するDNAマイクロアレイを設計・作製

【受託サービス価格(税抜き)】
大学・研究施設向け:100万円~、 企業向け:120万円~ (DNAマイクロアレイ設計・作製価格込み)

【受託サービスご依頼のお問い合わせ先】
AS事業部 シークエンス&アレイビジネス部 : 03-5443-5204

【用語説明】

<次世代DNAシークエンサー>
ゲノム配列解読方法に、従来のサンガー法以外の手法を用いて、大量解読を可能としたシークエンサー(DNA配列解読装置)の総称。
<サンガー法>
  イギリスのサンガーらが開発した方法。ジデオキシ法あるいは鎖停止法ともいう。ジデオキシヌクレオチドがDNA複製を停止する作用を利用したシークエンシング法。
<再シークエンス>
  ゲノム配列がすでに解読されている生物を対象として、異なるサンプル間においてゲノム配列を読み直す手法。例えば、がん細胞ごとのゲノム配列を解読することで、正常細胞との相違を明らかにする。
<ロシュ・ニンブルジェン社>
  アメリカ ウィスコンシン州 マディソンに本拠を置き、独自開発のDNAマイクロアレイ、消耗品、機器、およびサービスを提供している。長鎖のオリゴプローブを搭載した高密度アレイが特徴。
2007年に、ロシュ・グループの傘下(100%子会社)となり、社名をロシュ・ニンブルジェンに変更。

【解説】

<「シークエンスキャプチャー技術」のフロー>

「シークエンスキャプチャー技術」のフロー

  1. ゲノムDNAの断片化
  2. DNAマイクロアレイへのハイブリダイゼーション(結合)
  3. ハイブリダイゼーション(結合)しなかった断片の除去
  4. ハイブリダイゼーション(結合)した断片(ターゲット領域)の回収
  5. GS FLX等の次世代DNAシークエンサーによるシークエンス(ゲノム配列解読)


<受託サービスのフロー>

受託サービスのフロー
  1. お客様ご指定のターゲット領域からDNAマイクロアレイを設計・作製
  2. お客様よりゲノムDNAサンプルを受領
  3. ニンブルジェンサービスラボにて、1.で作製したDNAマイクロアレイを用いてゲノムDNAサンプルからターゲット領域を抽出・増幅
  4. 次世代DNAシークエンサーで試料として利用できる状態で、DNAサンプルをご返送


本件のお問い合わせ先

広報・CSRグループ

電話03-5443-7040

FAX03-5443-7113

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