ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2007年06月28日

(参考資料)
(この資料は、2007年6月25日付でロシュ・グループ バーゼル本社よりリリースされた記事の和訳版です。)
2007年6月25日、バーゼル発

ロシュ、Ventana社の取得に向け、
1株あたり75米ドルの現金による株式公開買付実施を発表

成長率目覚しい癌組織病理診断分野に事業を拡大し、完全に統合された個別化医療のリーディング企業としてのポジションを強化

医薬品と診断薬で世界をリードするヘルスケア企業 ロシュ社(以降 ロシュ)は、Ventana Medical Systems Inc.(以降 Ventana)(NASDAQ:VMSI)の全発行済み普通株式の取得に向け、株式公開買付をおこないます。価格は1株あたり現金で75米ドルに設定され、総額では完全希釈化ベースで約30億米ドルとなります。この提示額は2007年6月22日のVentanaの終値51.95米ドルに対しては44%、過去3ヵ月間の平均値48.30米ドルに対しては55%のプレミアムに相当します。成長率の高い組織病理診断分野をリードするVentanaの穫得は、ロシュの診断関連製品の幅を広げ、体外診断システムと癌治療の両分野におけるロシュの世界的なリーダーシップをより一層完全なものにすると考えられます。組織病理診断へのロシュの進出は、個別化された医療ソリューションを患者さまに届けるという、ロシュの戦略における重要な一歩となります。

ロシュは買収交渉に関してVentanaの会長および役員会と有意義な話し合いをもつべく数々の努力を重ねてきましたが、Ventanaが買収協議に入ることに難色を示しているため、ロシュは株式公開買付をおこなうことを決定しました。ロシュとしては今でも交渉に基づく買収に向けて話し合い、両社が合意することを望んでおり、できればこの選択肢をとりたいと考えています。

ロシュ社会長兼CEO、Franz B. Humerは次のように語っています:
「Ventanaに関する当社の提案は、当社とVentanaの両株主にとってまたとないチャンスとなると思います。Ventanaはロシュグループを大きく拡張してくれ、一方、ロシュはVentanaの潜在能力を活かせる最高の戦略的パートナーになれると確信しています。ロシュの全額現金による説得力のある価格提示と魅力的なプレミアムは、Ventanaが今日までに築き上げてきた価値と将来的な期待を認めた結果です。買収を実現できるよう、Ventanaの役員会と経営陣が当社との話し合いに応じてくれることを望んでいます」

ロシュ社診断薬事業部CEO Severin Schwanは次のように語っています:
「両社が協力すれば、治療に対する反応の同定を可能とするコンパニオン診断薬の開発が可能となり、より高い費用対効果のある、差別化された、標的の定まった医療を患者さまに届けるための比類のないポジションが得られるはずです。ロシュの腫瘍学および分子生物学における主導力、世界市場における強力なポジション、販売・マーケティング力の及ぶ範囲の広さ、他とは一線を画すITにおける診断能力、ワークフローの自動化、そして試験の標準化など、当社はVentanaの理想的なパートナーであります。私たちは今、グローバルに拡大した組織分析用の診断プラットフォームによって、患者さま、お客さま、従業員そして株主の皆さまのために、さらなる価値を迅速に生み出す機会を得ております」

組織検査におけるリーダーであるVentanaは、ロシュがリードする体外診断薬およびライフサイエンス事業(分子診断、免疫診断、臨床化学)を補完し、その幅を広げます。Ventanaは約950名の従業員を有し、2006年における売上は2億3820万米ドルを達成しました。10億米ドル規模の組織検査市場は毎年10%成長しており、これは体外診断市場の全体的な成長率の2倍です。この市場の鍵となる成長原動力としては、検査の自動化および標準化、癌の発症率の増加、コンパニオン診断薬を必要とする分子標的抗癌剤の増加などが挙げられます。この買収によって、癌治療における個別化された医療ソリューションの開発と製品化を可能とする、きわめて包括的な診断薬ポートフォリオがロシュにもたらされることになります。

ロシュではVentanaをロシュ社診断薬事業部門内の独立事業として運営し、アリゾナ州ツーソンにあるVentana本部は現状のまま継承する予定です。

Severin Schwanはさらに次のように語っています
「我々はVentanaの科学上および商業上の成果に大きな感銘を受けており、同社の世界レベルの経営層と従業員がロシュに加わってくれれば、すばらしい結果が得られると確信しています。我々はVentanaを診断薬事業部門内の独立事業として運営することにより、Ventanaに成功をもたらしたベンチャー精神を維持し、さらに高めることを目指しています」

ロシュはVentanaの全発行済み普通株式を1株あたり75米ドルの現金で購入するための株式公開買付を即座に開始する予定です。買付条件の詳細は米国証券取引委員会に提出されます。今回の株式公開買付は、Ventana社普通株式の完全希釈ベースでの過半数の提供申し入れおよび株主権が行使されないよう、役員会が必要なあらゆる措置をとるなど、通常の条件が前提となります。なお、ロシュの提案は完全に資金の確保された現金のみによる買収であり、完了までに予想される大きな規制上の障害はありません。 ロシュのファイナンシャルアドバイザーはGreenhill & Co.とCitiが、法律顧問はDavis Polk & Wardwellが務めます。

【アナリスト/投資家向けカンファレンスコール/ウェブキャスト】
ロシュは明日、東部夏時間で午前8時00分、中央ヨーロッパ標準時で午後2時00分から、買収提案に関するアナリスト・投資家向けカンファレンスコールを開催します。カンファレンスコールには+41 (0) 91 610 5600(欧州)、+44 (0) 207 107 0611(英国)および+1 (1) 866 291 4166(米国)に電話することで参加可能です。カンファレンスコールおよび追加情報を含むプレゼンテーションのウェブキャストは、ロシュのウェブサイト(www.roche.com/investors)でご覧になれます。また、カンファレンスコールの1時間後から48時間以内に録音されたカンファレンスコールをお聴きになれます。再生したい場合は、+41 91 612 4330(欧州)、+44 207 108 6233(英国)および+1 866 416 2558(米国)にお電話いただき、ID番号313を入力した後、#記号を押してください。また、ウェブキャストもロシュのウェブサイトに保存される予定です。

【ロシュ社について】
ロシュは、スイスのバーゼルに本社を置く、医薬品および診断薬領域における研究開発型の世界的ヘルスケア企業です。世界最大のバイオテクノロジー企業、そして疾患の早期発見、予防、診断および治療のための革新的な製品・サービスのサプライヤーとして、人々の健康と生活の質の改善のために、広範囲、最前線で貢献しています。ロシュ社は体外診断薬ならびに癌および移植のための医薬品の分野における世界的なリーダーであり、ウイルス分野でもマーケットリーダーとなっているほか、自己免疫疾患、炎症、代謝および中枢神経系など、他の主要な治療領域でも積極的に事業を展開しています。2006年度の売上は、医薬品事業では333億スイスフラン、診断薬事業では87億スイスフランでした。また、世界各国に約75,000人の社員を擁し、多数のパートナー企業と研究開発契約や戦略的アライアンスを締結しており、ジェネンテックと中外製薬の株式の過半数を保有しています。

ロシュの診断薬事業部門は、比類なく広範な製品ポートフォリオを取り揃え、革新的な検査製品およびサービスを世界中の研究者、医師、患者、病院および検査室に供給しています。

米国においてロシュは100年以上前に事業を開始しました。疾患の検出および治療を進歩させるために先端的な研究をおこなう研究開発センターも事業の一つに含まれています。米国では医薬品、診断薬事業併せ、20,000人以上の従業員を有し、約100億米ドルの売上(Genentechを含む)を生みだしています。これはロシュグループの全世界での年間収入の約40%を占める値です。

詳細はwww.roche.comをご覧ください。
さらに、 Ventanaの株主への提案に関するすべての文書については www.roche.com/info070625 をご覧ください。

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