ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2007年06月20日

NT-proBNP測定用「エクルーシス proBNP」の保険適用と新発売のお知らせ

 

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(代表取締役社長兼CEO:小川 渉)が昨年薬事承認を取得したヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)測定用試薬「エクルーシス proBNP」が、2007年6月1日付で保険適用されました。

今回の保険適用は、従来、心不全に関してBNPによる病態把握のみ認められていた保険適用が心不全の診断の部分にも適用されたものであり、保険適用区分としては新規保険項目となります。 さらに、今回の保険適用を受けて、2007年7月3日より本試薬の販売を開始いたします。

【保険適用の内容】
測定項目 ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定
区分 E3(新規保険項目)
主な対象 心不全の診断または病態把握のために実施
主な測定目的 血清または血漿中のNT-proBNPの測定
保険点数 140点

測定方法 電気化学発光免疫測定法
製品名 NT-proBNP測定用「エクルーシスproBNP」
☆算定における留意事項については、参考資料のページをご覧ください。
 
【NT-proBNPについて】
ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)は、76個のアミノ酸より構成されるペプチドです。循環血液量の増加や心室壁へのストレスなど、心負荷の増大により脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体(proBNP)が産生され、これが蛋白分解酵素によりヒト心臓中で生理活性を持つBNPと生理活性を有しないNT-proBNPに分解されて血中に放出されます。健常人のBNPおよびNT-proBNPの血中濃度は極めて低く、心不全の重症度に応じてそれぞれの血中濃度が上昇しますが、NT-proBNPは変動幅がより大きく、重症度の判断に役立ちます。また、BNPよりも血清あるいは血漿中において安定性が良好であるため、信頼できる結果に基いた診断に役立つことが期待されます。
 
【NT-proBNP測定の特長】
①NT-proBNPは、血清あるいは血漿での測定が可能で、他の生化学項目・心筋マーカー等と同一採血管にて測定が可能です。また、追加で検査する際も採血する必要がなく患者負担が軽減できます。
②NT-proBNPは、検体の保存安定性が良好であることから測定結果の信頼性が高く、冷蔵での検体保管が3日まで可能です。
③NT-proBNPは、血中半減期が長いため血中濃度の上昇率が高く、心不全の早期診断や疾患レベルに応じた病態把握・判断が可能です。
 
【NT-proBNP測定用「エクルーシスproBNP」の特徴】
①病院、検査センターなどで広く使用されている、電気化学発光免疫測定(ECLIA法)装置(cobas e411、cobas 6000<601>、ECLusys2010、MODULAR ANARYTICS<E>)を用いることにより微量検体(20µL)で短時間(18分)かつ広濃度範囲(5~35,000 pg/mL)の測定が可能です。
②弊社の他の検査製品と組み合わせることにより診断の利便性が向上します。
(免疫検査 約50項目、生化学検査60項目をLine Up)
 虚血性疾患 :トロポニンT、CK-MB、ミオグロビン、AST、LDHなどの心筋マーカー
 透析管理・腎機能 :Intact PTH、カルシウム、尿中アルブミン、クレアチニン
 糖尿病 :HbA1c、血糖
 高脂血症 :トリグリセライド、HDLコレステロール、LDLコレステロール
③試薬は扱いやすいワンパック包装・バーコード管理試薬で、検査管理業務の省力化が可能です。
 
【希望販売価格】
製品名 包装 希望販売価格(税抜)
NT-proBNP測定用 エクルーシス proBNP 100テスト 110,000円
NT-proBNP測定用 エクルーシス proBNPキャリブレーター 4 x 1.0mL用 24,000円

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は本製品を、循環器内科、外科を設けている循環器拠点病院や循環器専門病院を中心に販売展開してまいります。心不全の死亡推移が年々増加の傾向を示す中、NT-proBNPの特徴を活かすことにより、心不全の病態把握のみならず、心不全の診断、ハイリスク群、健診などの予防医学の分野でクオリティー・オブ・ライフの向上に貢献してまいります。

 

エクルーシス proBNB

エクルーシスproBNP

cobas 6000 ( 501 | 601 )

cobas 6000 <501|601>

参考資料

【算定における留意事項】

ア ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定は、区分「D008」内分泌学的検査の「13」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定に準じて算定できる。

イ ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定は、心不全の診断または病態把握のために実施した場合に月1回に限り算定する。

ウ 1週間以内に、ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定、区分 「D008」内分泌学的検査の「13」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定及び同区分「22」のヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定のうち2項目以上を併せて実施した場合は、主たるものを1つに限り算定する。

エ 本検査を実施した場合は、診療報酬明細書の摘要欄に本検査の実施日(ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定又はヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定を併せて実施した場合は、併せて当該検査の実施日)を記載する。

本件のお問い合わせ先

広報・CSRグループ

電話03-5443-7040

FAX03-5443-7113

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