ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2007年04月09日

(参考資料)
(この資料は、2007年4月4日付でロシュ・グループ バーゼル本社よりリリースされた記事の和訳版です。)
バーゼル、2007年4月4日

ロシュ、BioVeris社を買収し、
先端の電気化学発光免疫測定技術を活用した新ビジネスを拡大
ロシュ、1株当たり21.5ドル、総額約6億ドルでBioVeris社を買収予定

 

本日、ロシュとBioVeris(バイオベリス) 社は、ロシュが現金で1株当たり21.5ドル、総額約6億ドルでBioVeris社を完全買収することに最終合意しました。BioVeris社の買収により、ロシュの診断薬部門はその臨床検査分野における免疫検査事業を強化し、ライフサイエンス分野での研究開発、患者による自己測定、獣医学検査、創薬、医薬品開発、臨床試験など新ビジネスの拡大が可能となります。臨床試験市場は年間およそ10%の成長を続けていますが、この市場に加え新ビジネスの拡大により、ロシュはさらに4億スイスフランに迫る事業展開が可能となります。現在ロシュは、診断薬部門におけるラボ診断分野で展開するエクルーシス免疫検査システムシリーズの成功に支えられ、免疫検査市場でトップの地位にあります。BioVeris 社の買収により、ロシュはエクルーシス免疫検査システムシリーズが採用している電気化学発光法(ECL)の特許所有権を完全取得することになります。ロシュの診断薬部門にとっては、免疫検査市場全体を全面的に開拓する好機となります。

「電気化学発光法(ECL)は非常に革新的な技術です。ECL法には高感度測定やインキュベーション時間の短縮に加え、広範囲にわたる測定が可能など、従来の手法と比べると際立った利点があります。BioVeris 社の買収により、ロシュはあらゆるお客様にECL法を活用した製品やサービスを規制なしに提供できることが確証されました。これは、ロシュの免疫検査事業での成長性が大きく広がることを意味します」とロシュ診断薬事業部門最高経営責任者であるセヴリン・シュヴァンは述べています。

「今回の契約によりBioVeris社の株主に多大な価値がもたらされることを嬉しく思います。これまでの両社間の歴史やロシュの現在の診断薬事業の適応範囲を考えると、ロシュがBioVeris社の買収元となるのはごく当然のことです。タイムリーな契約完了と秩序ある統合をスムーズにおこなうために、ロシュの社員の皆さまと協力できることを楽しみにしています」とBioVeris社 会長兼最高経営責任者であるサミュエル・J・ホールステッダー(Samuel J. Wohlstadter)氏は述べています。

BioVeris 社およびロシュの取締役会は、満場一致で今回の買収合意に調印しました。BioVeris 社の取締役会は、株主に買収手続きを承認するよう勧告しています。BioVeris社 会長兼最高経営責任者であるホールステッダー氏はロシュと議決権行使契約を締結しました。契約によりホールステッダー氏は、買収手続きに賛成し、BioVeris 社が議決権を有する株式のおよそ20%に当たる同氏の株式の全数に基づき、議決権を行使することに同意しました。買収手続きは、BioVeris 社株主や当局の承認など諸条件を満たした上で2007年第3四半期中に完了する見込みです。

ロシュによるBioVeris社の買収に関連し、BioVeris社は、ホールステッダー氏が新たに設立した2企業に、ワクチン研究部門およびポイント・オブ・ケア・テスト用の特定機器の開発に関連する特定資産を売却します。ホールステッダー氏が関わるこれらの特定資産の売却は、BioVeris社取締役会の社外取締役特別委員会により承認されています。

BioVeris社の財務顧問はリーマン・ブラザーズ証券会社が担当し、同証券会社はフェアネスオピニオン(公平な第三者の意見)も提示しています。BioVeris社取締役会の社外取締役特別委員会の財務顧問は、米国投資銀行のホーリハン・ローキー・ハワード&ズーキン(Houlihan Lokey Howard & Zukin)が担当し、BioVeris社の売却によるホールステッダー氏への特定資産に関わるフェアネスオピニオンも提示しています。BioVeris社の法務は、スキャデン・アープス・スレート・ミーガー&フロム(Skadden, Arps, Slate, Meagher & Flom LLP)法律事務所が担当します。また、ロシュの法務は、デービス・ポーク&ウォードウェル(Davis Polk & Wardwell)法律事務所およびフォリー&ラードナー(Foley & Lardner)法律事務所が担当します。

ロシュの免疫検査事業について
世界の免疫検査事業の市場は57億ドルにのぼり、ラボ診断分野において最大の事業であり、その成長率は生化学検査事業の2倍以上となっています。2006年度のロシュの免疫検査事業の成長率は、市場成長率を大幅に上回る13%を記録しました。現在ロシュは、臨床検査市場における免疫自動測定システムであるエクルーシス免疫化学技術の利用価値に重点を置いた戦略を実践しています。一方で、増え続けるロシュの診断薬分野のお客さまは臨床試験分野へ参入し、ビジネスを拡大しています。臨床試験数および臨床試験受験患者数の増加により、およそ4億スイスフランの臨床試験市場は年間10%に迫る成長を続けています。BioVeris社の買収によりロシュの診断薬部門は、成長を続ける臨床試験市場への参入が可能となりました。

BioVeris社について
BioVeris 社は、診断薬およびワクチン分野での特許技術を開発する、ヘルスケアおよびバイオセキュリティを専門とするグローバル企業であり、医療関係者や患者、そして患者団体に向けた革新的な製品とサービスの開発や製品化に注力しています。本拠は、米国メリーランド州、ゲイサーズバーグに置いています。

ロシュ・グループについて
ロシュ・グループは、医薬品と診断薬の領域では研究開発を重視して世界の先端をいくヘルスケア企業の1つであり、バーゼル(スイス)に本拠を置いています。疾患の予防、診断および治療のための革新的な製品・サービスのサプライヤーとして、人々の健康と生活の質を改善するために広い分野の最前線で貢献しています。ロシュ・グループは診断薬の分野では世界的なリーダー企業の1つであり、また、がんおよび移植のための医薬品の先導的なサプライヤー、ならびにウイルス分野でのマーケットリーダーでもあります。2006年、医薬品部門は合計333億スイスフランの販売実績を持ち、診断薬部門も87億スイスフランの売上げを計上しています。ロシュ・グループは世界中で約75,000人の従業員を雇用しているほか、数多くのパートナーと研究開発の契約や戦略的なアライアンスを組んでおり、そこには過半数の株式を所有するジェネンテックや中外製薬も含まれます。さらに詳しい情報については、 http://www.roche.com にてご覧になれます。

 

本件のお問い合わせ先

広報・CSRグループ

電話03-5443-7040

FAX03-5443-7113

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